【1歳児の偏食 まとめ編】幼児の2人に1人は必ず始まる偏食!対処法と接し方について徹底解説!
こんにちは!
NIMOCOです。
いつもご訪問ありがとうございます!
-
いままで問題なかったのに急に野菜を食べなくなった
-
食べたくないなら食べさせなくていいかな?
-
放っておいたらそのうち食べるよね?
そう、思っていませんか?
実は…
偏食は放置しても治らない
なぜなら、
人間の防衛本能ではじまるものだから!
興味をもって好きにならなければ、食べれるようにはなれない!
偏食の対処法と接し方について詳しく解説!
気になる方は続きをどうぞ…
わたしNIMOCOは、1歳児の子育てをしながら「育児の不安や悩み」をブログにまとめています。
今回もとても有益な情報ですので、最後までご覧ください。
- 【1】幼児の2人に1人は必ず始まる偏食!対処法と接し方について徹底解説!
- 【2】 偏食は放置すれば治らないだけでなく健康や精神面も虫食む
- 【3】成長に合わせた工夫とすぐ食べられる環境づくりを見直す
- 【4】苦手なものを吐き出してしまう原因とその食べさせ方
- 【5】食べた経験が好き嫌いをつくる
- 【6】感覚過敏が原因で偏食がはじまることもある
- 【7】選択的摂食障害(SED)は突然発症もありえる病気
- 【8】補助食品も取り入れてみる
- 【9】あとがき
- 【10】お知らせ
【1】幼児の2人に1人は必ず始まる偏食!対処法と接し方について徹底解説!
①偏食の原因は人間の防衛本能
偏食は、防衛本能が原因ではじまる
なぜなら、
人間は雑食で、比較的なんでも食べる生き物だから
偏食がはじまる理由
- 危険なものを判断できるようになる
- 1歳頃になると行動範囲が広がるから
とても理にかなった習性といえる
人間の体は、栄養がかたよっても問題ないから偏食を選んでいるのではありません。
命の危機にさらさせないよう、害があるものから体を守っているのです。
本能的に嫌う味
- 苦いもの
- 酸っぱいもの
苦味は毒のあるもの、酸味は腐っているものと本能的に認識する
幼い時期に、苦味や酸味に対して敏感になるのはそのため
▽本能的理由が偏食の原因について詳しく解説しているお話
【1歳児の偏食】なぜ本能的原因で急に子どもの好き嫌いははじまってしまうのか?
②偏食の原因は生活習慣のみだれも関係している
偏食は、日々の生活習慣のみだれも大きくかかわってくる
なぜなら、みだれた生活習慣は空腹の邪魔する
偏食につながる習慣
- 寝る時間と起き時間が毎日ちがう
- 親に朝ごはんを食べる習慣がない
- おやつが多い
- ミルクを飲ませすぎている
偏食は、食べない子どもに目がいきがち
しかし、気づかないところで空腹を阻害し、偏食の要因を作ってしまっているかもしれません。
食事中の子どもに対して、親の関心がうすいと偏食につながってしまうことも
▽生活習慣的因が偏食の原因について詳しく解説しているお話
【1歳児の偏食】知ってた?生活習慣は子どもの偏食に大きく関わっている!
【2】 偏食は放置すれば治らないだけでなく健康や精神面も虫食む
①5人に2人の大人は嫌いな野菜をかかえている
偏食は、「突然始まったからいつか治るだろう」とあわい期待を抱いている方も多い
西友の調査データによると、3〜10歳の子どもを持つ1000人の親の中で、嫌いな野菜があるとこたえた人は全体の88.2%
また、
西友の調査データによると、600人中4割の大人は「苦手な野菜がある」と回答
つまり、
- 興味をもって好きになれなければ、いつになっても治せない
偏食や好き嫌いは、放っておいても基本的に治らないのが現実
また、好き嫌いがあって困る大人も多く、親の好き嫌いは子どもにも影響してしまう恐れがあります。
▽偏食を放置してもいいのかについて詳しく解説しているお話
【1歳児の偏食】大人になっても治らない?5人に2人の大人は嫌いな野菜を抱えている
②偏食は病気につながる
偏食が続くと、体のバランス機能が乱れる原因を作ってしまう
また、病気にかかりやすくなる
- 偏食での栄養バランスの乱れや、運動不足もその一因
今回のかかりやすいとあげているのは、食生活や運動不足が原因となる2型糖尿病の話になります。
▽味覚障害の原因について詳しく解説しているお話
【1歳児の偏食】大人になっても治らない?5人に2人の大人は嫌いな野菜を抱えている
▽偏食が病気になりやすいことについて詳しく解説しているお話
【1歳児の偏食】偏食が大きな病気につながってしまう?年間1300人の子どもは2型糖尿病!
③精神面に影響するのは
食べることは、心の成長にもつながります。
食事が影響する子どもの発達
- 苦手なものを受け入れようとする気持ち
- チャレンジしてみようとする好奇心
- 聴く・話す・従うなどの社会性
子どもは、マナーや時間ばかりを日ごろから注意され続けると、食べることへの興味を失ってしまう
吐き出したり、ぐちゃぐちゃにして遊んでいる行動もすべてふくめて、食べることへの意欲へとつながっています。
また、食事は、子どもの「知りたい」を育てる、絶好のタイミングです。
しかし、手先をまだ思い通りに動かすことができないため、大人にとっては遊んでいるようにみえてしまいます。
探索活動の重症性
- 「やってみたい」という気持ちの積み重ねが大事
- できることが増えると、自信もついていく
- お腹と心が満たされることで、人と共感することを経験する
子どもの偏食を受け入れてしまうと、こうした成長が遅れてしまう
また、脳が成長しないことで、記憶力や集中力にも悪い影よりあたえてしまう場合があります。
つまり、
- 身近な大人と食事の時間を楽しく分かち合うことがとても大切
▽精神面への影響について詳しく解説しているお話
【1歳児の偏食】手づかみ食べは偏食に有効?食事は子どもの好奇心を育て心の成長にも関わる
【3】成長に合わせた工夫とすぐ食べられる環境づくりを見直す
①食べやすさを工夫してほめるを意識する
偏食の対策は、子どもの成長にあわせた工夫が必要になってきます。
成長にあわせた工夫
- 大きさ、柔らかさ
- 味付け
- 手づかみ食べ
- 量をへらす
- ほめる
成長に合わせているつもりでも、子どもによって好みはさまざま
手づかみ食べは、食事への興味を育てたり、自分自身を大切にする力を養います。
また、一度に苦手なものをたくさん出しすぎるのもよくありません。
- 最初は少量が基本
- 一口食べたらたくさんほめる
- 自分に自信をつけることも、克服のきっかけになる
②気になったときのために手が届くところに置いておく
食事をする環境づくりも、偏食を克服するにはとても重要です。
すぐ食べられる環境づくり
- おいしそうに食べる
- ムリに進めない
- 食べなくても食卓にだす
信頼できる大人と楽しく食事をすることによって、人を信頼する力、自分で考え行動する力がついてくる
テレビでおいしそうに食べている姿をみていると、自分も食べたくなることってありませんか?
それが、とても重要です。
「食べてくれない、イヤだな」という気持ちで見守っていると、どうしてもその感情が雰囲気で伝わってしまいます。
- まわりにいる大人がおいしそうに食べている姿をみせる
- 子どもの興味をさそう
また、あきらめずに毎回食卓にならべることが大切になってきます。
- 苦手な食べ物を何度も見せて慣れさせることが重要
大人も知らない国の料理ときくと、
- 何が入っているのか?
- どんな味がするのか?
- 食べるのが怖い
わからないものは、誰だって怖い
敏感な時期の子どもは、大人の何倍もその恐怖をかかえています。
何度も見せることで、苦手な食べ物の不安が取りのぞかれ、興味がわいてくる
そうすると、
- ためしに口に入れてみたくなる
プレッシャーをかけたり、無理やり食べさせるのではなく、存在に慣れさせていきます。
食べない日が何日続いても、続けることが大切
また、何度ためしても吐き出す場合には、子どもの成長にあわせた工夫が必要になってきます。
実際に、1歳の息子に試してみたところ
- 苦手なブロッコリーを何回かに一回は口に入れるようになった
▽偏食の対策について詳しく解説しているお話
【1歳児の偏食】その対策のままで大丈夫?成長に合わせた工夫と環境づくりが大切!
【4】苦手なものを吐き出してしまう原因とその食べさせ方
①大人の注目集めで吐き出している可能性がある
子どもが口から吐き出してしまう原因は、大まかにいうと3つ
吐き出す原因
- 口の中の違和感
- 遊んでいる
- 精神的問題
1歳頃の偏食で口から吐き出すときは、おおよそ口の中で違和感を感じるパターンが多い
口の中の違和感の要因
- そしゃくがうまくできない
- 苦手な食感や味に気づいた
乳歯がまだ生えそろっていないため、固いものや繊維質のもの、大きすぎるものは口から出してしまう
吐き出す理由は、苦手な場合だけではありません。
大人の注目を集めようと、わざと口から出してしまう
遊んでいる要因
- 一緒に過ごす時間が足りていない
- 独り占めできている安心感が欲しい
大人の注目を浴びることで、楽しくなってしまうことがある
また、リアクションを見て、同じことを何度も繰り返すと喜んでくれるととっさに思ってしまいます。
1歳頃の偏食理由では珍しいですが、精神的問題で吐き出す
精神的問題の要因
- ストレスや強いプレッシャー
- 過去のトラウマや拒否反応
食事マナーや食べ方なのでしかりすぎると、トラウマを作る
また、食事を急がされたり、苦手なものをムリやり食べさせるのも同じです。
吐き気は、不快な感情にたえられなくなったときに起こる
▽吐き出したときの対処法について詳しく解説しているお話
【1歳児の偏食】感情的に𠮟りつけても逆効果!吐き出しす理由を把握しよう
②味をごまかすと食べた経験にならない
- 偏食がはげしいと、食べさせるだけで一苦労
- あらゆる手段で味をごまかしたり、毎日手を焼いている
- 食べたり食べなかったりで、それだけで大変
しかし、野菜の味をごまかさないということは、とても大切なことです。
なぜなら、
- 好きになるには、味を感じとることも大切
- 味をごまかしても食べた経験にならない
味をごまかすことで、栄養は摂取できます。
しかし、味を感じて経験しているわけではありません。
存在に気づいたり、味に違和感を感じると吐き出してしまいます。
味を感じとり、その味を受け入れる経験も必要なこと
また、
苦手なものを食べさせたり、食事に飽きがではじめると、どうしても時間がかかってしまいます。
早く食べるように急がせたり、食べおえるまで拘束しても逆効果
なぜなら、次にその苦手なものが出てときに、また同じことをされると記憶してしまうから
一度刻み込まれたトラウマは、かんたんには克服できないので、ムリは控えましょう。
- 食べているときはただ見守る
- 楽しい食事環境を意識する
また、食事に飽きがみえはじめたり、ダラダラ遊びはじめたら、短時間で切りあげることも必要です。
そして、いつもより食べた、きれいに食べられたことなどにフォーカスをうつし、小さな成果を大きくほめてあげましょう。
▽野菜の味をごまかしてはいけない理由について詳しく解説しているお話
【1歳児の偏食】きれいごと?なぜ、野菜の味をごまかしてはいけないのか?
【5】食べた経験が好き嫌いをつくる
人は、3歳頃をむかえると、味を記憶できる脳の細胞が形成されます。
また、そこから10歳頃までに、味覚の基盤がつくられていくのです。
- 3歳までが味覚の勝負ともいわれている
舌の表面には、味蕾(みらい)と呼ばれる味を感じる細胞がいくつもあります。
味蕾 | 味覚 | |
---|---|---|
乳児 | 約10,000個 | |
生後3ヶ月頃 | 増殖 ピーク |
|
生後5ヶ月頃 | 生後3ヶ月頃 と同じ数 |
鈍くなる |
成人 | 約7,500個 | さらに 鈍くなる |
高齢者 | 約3,000個 | さらに 鈍くなる |
乳児には、約1万個の細胞がそなわっていて、生後3ヶ月頃まで増えつづけます。
そして、生後5ヶ月頃になると細胞の数はそのままに、味覚が少しずつ鈍くなっていくのです。
また、30代をすぎる頃になると、味蕾が成長にともない整理され、子どもの3分の1まで減ってしまうともいわれています。
また、大人が苦味やえぐみを「おいしい」と感じとれるのは、自然に習得したものではありません。
なぜなら、食べた経験から判断しているのです。
子どもの好き嫌いも、味を学習することによって決まる
- 安全学習
- 嫌悪学習
- 嗜好学習
- 連想学習
子どもが好む味を選ぶのではなく、味覚の幅を広げることも大切
▽好き嫌いとのちがいについて詳しく解説しているお話
【1歳児の偏食】知ってる?3歳までに決まってしまう味覚と食事の価値観
【6】感覚過敏が原因で偏食がはじまることもある
①感覚過敏とは感覚が鋭すぎて食べられない症状
感覚過敏の人は、繊細な感覚を持っているため普通の人には理解しがたく、偏食になりやすいとされています。
また、体調が悪い時やストレスを感じる場合は、より強い症状が出ることもあります。
② 偏食につながってしまう敏感な感覚
敏感に感じとってしまう繊細な感覚は、人によってさまざまです。
聴覚過敏の症状
- 噛んだときの音が耐えられない
視覚過敏の症状
- 色の組みあわせが苦手
触覚過敏の症状
- べたべたする感覚が嫌い
味覚・食感過敏の症状
- 噛んだときの感触が気持ち悪い
嗅覚過敏の症状
- 口に入れたときのにおいが耐えられない
これは一例で、他にも症状はさまざまある
完璧な栄養バランスを目指す必要はありません。
誰にでもどうしても難しいこと、苦手なことはあります。
- いまの食べさせ方が最善な方法なのか、もう一度考えてあげる
わたしも味覚・食感過敏なのかはわかりませんが、インゲンのギシギシする食感がどうしても苦手で、噛み続けることができません。
自分で食べるときは、できるだけ細かく刻んで食べるようにしています。
【7】選択的摂食障害(SED)は突然発症もありえる病気
①選択的摂食障害(SED)は拒食症の一種
子どもの偏食は、選択的摂食障害(SED)が原因の場合もある
- 無理やり食べさせない
本人にとって精神的ストレスになってしまう
こだわりが強いなどの心当たりがあれば、一度病院で相談してみるといいかもしれません。
②選択的摂食障害(SED)の原因はトラウマやストレスなど
また、食べないことに対し叱るのではなく、ほめることが大切です。
【8】補助食品も取り入れてみる
どうしてもむずかしい場合は補助食品にたよってみる
青汁ときくと、「緑の液体をコップ一杯飲まなきゃ…」というイメージがありますよね。
でも、たった50mlだったら、小さいお子さんでも飲みきれそうですね。
偏食対策のあいまに、助けてもらうのもありですね。
【9】あとがき
偏食は、突然はじまりますが、自然に治るものではありません。
また、原因や対策、偏食の程度は、子どもによってちがいます。
この話に対して納得できる方もいれば、首を横に振る方もいると思います。
しかし、ここだけの話ですが、親が根気強く子どもに向きあって改善を目指すという点では、みんな同じです。
立ち止まったり、遠回りをしながらでも、あきらめないことが最短の近道といえるでしょう。
よかったら参考にしてみてください
【10】お知らせ
最後まで読んでくださってありがとうございます。
よかったら「☆いいな」や、読者登録もお願いします!
▽フォローお願いします!
▽公式LINEアカウントより更新通知も受け取れます!
コメントもお待ちしていまーす☆
↓合わせて読んでいただければ幸いです♪