【尿路感染症】♯1 赤ちゃんの熱が下がらない?!機嫌がいいとき要注意!突然の高熱から始まった緊急入院
こんにちは!
NIMOCOです。
いつもご訪問ありがとうございます!
今回は、 赤ちゃんの高熱を軽くみて、自己判断で安易に考えてはいけないという事についてシェアしていきたいと思います。
お話の前に、これは個人的な記録です。
専門知識については不知案内なのでご了承ください。
【1】はじめに
「尿路感染症」 という聞き慣れない病気は、意外にもとても身近な病気です。
赤ちゃんの高熱は、絶対に軽く見てはいけません。
必ず小児科医に相談してください!!
息子は、生まれて初めての高熱から一気に入院になってしまいました。
ネットの曖昧な情報を信じ、辛い思いをさせてしまったと今でも後悔しています。
悩んでいらっしゃる誰かの、判断材料の足しになれば幸いです。
【2】ネットの言葉を鵜呑み
①初めての高熱
特にいままで大きな病気や風邪に悩む事もなく、生後5ヶ月頃まですくすく育っていた我が子が急に高熱を出しました。
お昼寝から起きて、早々にギャン泣きしていました。
お腹でもすいたのかと思いミルクを作り始めると、少し目を離した隙に嘔吐していました。
それは、寝かせていた顔がほとんどべちゃべちゃになる程の量で、初めての事に背筋がゾクゾクっとしたのを覚えています。
慌てて熱を測ると、なんと40℃を超えていました。
しかし、ここは冷静にと思い、よく言われている「とりあえず薄着にして様子を見る」を実行してみました。
それでも、何分置いても39℃と38℃を行ったり来たりで、熱は一向に下がる気配がありませんでした。
②高熱でとりあえず元気はよくあるヤツ
その日はちょうど日曜日だったので、かかりつけ医ではなく救急へ連れて行こうと思いましたが、吐いて高熱の割には本人はなぜか元気な様子でした。
(あれ?…大丈夫なの?)
何を見たのかは覚えていませんが、ネットで調べると「高熱でとりあえず元気はよくある事」という一文を目にしました。
(あー!通りで!)
ためらいもなくその情報を鵜呑みにする事で、どこかで安心を作り出したかったのかもしれません。
夫婦で話し合った結果、本人は元気そうだし、行った事もない救急へ駆け込むよりも次の日の朝に熱が下がってなかったらかかりつけの小児科へ連れて行こうと言う事になりました。
【3】高熱の理由は白血球の数が異常?!
①下がらない高熱と元気な赤ちゃん
お昼に発熱してから6時間、熱は下がらず高熱のままでしたが、ミルクも飲めていたしグッたりという様子もなく、むしろ、笑顔も見せていたのでどこか一安心という感じでした。
しかし、寝付きが悪く、睡眠も新生児の頃のように浅くなりました。
いつもは夜中に起きても、トントンすると再び眠りに入れるタイプの子でしたが、あの時は息が少し上がっていて首元がかなり熱かったです。
そのまま寝かしつけると脱水症状になるのではないかと思い、起きるたびにミルクを飲ませました。
熱を計ると39℃を超えていました。
それでも喉が乾いているからか、ミルクの飲みは悪くなかったです。
しかし、げっぷを出そう咳き込ん拍子に嘔吐しました。
それは、片手に持ったガーゼでは受け止めきれないほどの量で、いま飲んだミルクを全て出してしまったという感じでした。
吐いた後はスッキリしたのか、やっぱり元気で何事もなかったように哺乳瓶に残っていたミルクをひとしきり平らげると、そのまますーっと眠るのでした。
その後も何度か起きましたが、吐いたのはその時までで高熱は下がりませんでしたが、ミルクも飲めていたしある程度眠れてもいました。
それに、泣き止めないわけでもありません。
夜中に夫を引っ張り起こして、病院に行くべきかと何度も思いました。
しかし、そんなに重病なのか…
一刻を争う場面に立っているのか…
朝まで待たずして行動に移すべき事態なのかと言われたら、どうしたらいいのかわからなくなりました。
わたしはHSP気質な事もあり、いつも心配性で幼児検診でも気にしすぎだとよく笑われてしまっているタイプです。
(今回も気にしすぎ、気にしすぎ!)
(酷くてもきっとインフルエンザ)
(きっと救急に駆け込むレベルじゃない!大袈裟、大袈裟)
ずっと消えないただならぬ気配と、頭を巡るとてつもない不安をぐっと押し殺し、熱が下がっても「明日は絶対病院には行こう」と、固く誓う事しかその時のわたしには出来ませんでした。
②いきなりの血液検査
なんとなくわかっていましたが、朝になっても高熱が下がる事はありませんでした。
朝一番に予約をとってかかりつけの小児科へ向かいました。
軽い問診のあと、体が小さいと言う理由で直ぐに血液検査をする事になりました。
その頃、まだ新型コロナウイルスが日本に来て間もない時期だったので、「一応病院だから慎重に検査してるんだろうなー」、「そう言う配慮はありがたいなー」そんな程度に思っていました。
しかし、先生に再び呼ばれ、思ってもいない事を言われるのでした。
「検査結果は、…かなり悪いです」
(え?!かなりって何?!)
(やっぱりインフルエンザって事?!)
(きのう吐いてたし、家族全員でかかっちゃうかなー)
そんな的外れの想像をしながら、その言葉の意味をいつまでも理解出来ないでいました。
③炎症反応ありで入院警告
「入院も覚悟してくださいね」
(入院??!!!)
その瞬間、インフルエンザという単語が一気に吹き飛び、何の話をされているのか急にわからなくなりました。
先生は続けて、白血球の数値がかなり高く、普段は血液中に1万個以下の白血球が、いま4万個以上もあると言われました。
強い炎症反応が出ているので、おそらく感染症の疑いがあり、今すぐ総合病院で診てもらうようにと紹介状を渡されました。
(感染症ってなに?もしかしてコロナって事?!いやいや、まさかー)
(いくらなんでも入院を覚悟ってのは最悪のケースを言っているだけでしょー)
(なんだかんだ言って日帰りで帰れるパターンだろう)
動揺して落ち着けなくなりそうな自分を、楽観的思考で封じ込める事しかその時のわたしには出来ませんでした。
【4】とんとん拍子で2週間の入院宣告
①ぐんぐん上がる体温
ミルクは、授乳間隔的に診察が終わってから家で飲ませようと思っていたので、なんの用意もして来ていませんでした。
一度家に帰ろうかとも思いましたが、小児科を出る頃には状態がかなり悪化していて力なくぐったりとして来ていました。
そのまま急いで総合病院に向かいましたが、到着出来たのはお昼ちょっと前、総合病院が一番混む時間帯でした。
その時はまだ、コロナで緊急事態宣言が出る少し前だったので、病院にはマスク姿で待っている患者さんが密、密、密で、ぎゅうぎゅう。
本当に怖かったです。
お昼近くの初診だった為、受付と診察待ちでかなり長いこと待ちました。
その間、体温は体感でもぐんぐん上昇しているのがわかるほどで、小さな体はもうわたしにしがみ付く力すらほとんどなくぐったりとしていました。
受付で熱を計ると「あら、熱があるねー」と言われ、身体測定をされては「あら、この子熱が高いねー」と言われました。
(知ってるよーーー!!!!だからまってるんじゃい!!!怒)
ハラワタが煮えくり返りそうになりながらも待っていましたが、それからいくら待っても順番が回って来ません。
「みんなわかっていながら誰も助けてくれない」、「このままほっといたらここで死んでしまうのではないか」と何度も思いました。
うなるように力なき声で絶えず泣いている姿に、目頭が熱くなった事を覚えています。
それから診察の順番が回ってきたのは、到着してから3時間近く後の事でした。
②入院は「最悪のケース」ではなく「確定」
先生の問診によると、月齢と発熱の状態、血液検査の結果からすると、膀胱炎より酷い状態になってるのではないかと言われました。
(え?膀胱炎?!感染症の疑いなのに??)
(てか、膀胱炎でこんなに熱が出るもの?…本当かよ?!)
(その前に赤ちゃんっておしっこ我慢するの?)
そもそも発熱するまで変な泣き方も、これといって異常という感じもありませんでした。
膀胱炎は、おしっこを我慢した結果なる病気?というなんとなくの知識しかなかった為、膀胱炎と聞いただけで謎が謎を生み、訳がわからなくなりました。
でも、膀胱炎と言われた時に、なぜか心の奥でずっと気にかかっていた事をふと思い出しました。
この状況で場違いだと思いつつ、先生に相談してみたところ、それがまさかの初期症状。
とんでもない事をしでかしてしまったと、やるせない気持ちでいっぱいになりました。
これから詳しい検査をしていかなければわからないが、おそらく病名は尿路感染症だろうと言われました。
その当時、生後5ヶ月といったらヨダレが大量に出たり離乳食の駆け出しの頃だったので、毎日体に湿疹が出ていました。
ヨダレやら、乾燥なんやらで、頭の中は毎日湿疹、湿疹、湿疹!
小児科に相談して塗り薬をいろいろ試してまた相談して、保湿クリームをいろいろ買って塗りたくって様子をみたりしていました。
何が異常で、何が正解、何が気にし過ぎなんやらで、ひたすら湿疹と離乳食の日々でした。
それでも、小さな異変に気付いていながら、重要視出来ていなかった自分が本当に母親として情けなかったです。
それはもう、言葉では言い表せないほどの悔しさでした。
先生に、尿路感染症に効く飲み薬もあるが、どうしても効果が下がってしまうため、点滴して入院した方がいいと言われそのまま入院となりました。
続けて、高熱に抗生剤をすぐ出して「たかが風邪」だと思い込み、しばらく様子みさせる医師もいる中で、すぐ総合病院へ向かうようにと紹介状を書いた小児科の先生の判断は本当に素晴らしいと言われました。
先生には本当に感謝しかありません。
③大腸菌が尿道から入って感染症に
診断が終わり処置室へ運び入れられ、尿検査が自分で出来ない年齢の子はカテーテルが入れられます。
加えて、点滴用の針を手の甲に入れて、テープでぐるぐる巻きに固定されます。
その痛みは壮絶なようで、痛みに泣き悶える声を
処置室の外でしばらく聞きながら待っていました。
処置が終わって戻って来ても、カテーテルを入れた痛みが続くようで一向に泣き止みませんでした。
病院でミルクをもらいましたが、飲む体力すらないようでした。
尿検査の結果、大腸菌が尿道から入って感染症になっている疑いがあるようでした。
④傷付いた腎臓は再生出来ない
尿道から入った細菌が、仮に腎臓まで行き臓器を損傷すると腎臓は再生が出来ません。
万が一、体に菌を残してしまうと取り返しのつかない事になるそうです。
尿路感染症は徹底的に菌をたたくため、抗生剤の投与で2週間は入院が必要だと言われました。
あっという間に入院、それも2週間です。
熱が下がればと思っていたのに、腎臓の話までされてとても重い事態に直面してしまってるんだと思い知らされた気がしました。
弱々しい声で泣き止まない小さな体を抱きしめて、もういい加減夢なら覚めてくれと何度も思いました。
これは、ずっと楽しみにしていたハーフバースデー3日前の話です。
子どもの高熱は、よくある事だと笑う人が居るかもしれません。
しかしまた、尿路感染症も珍しい病気ではありません。
今思えば、最悪のケースより自分に都合のいい情報に流されていたと悔やむ事もあります。
結果はどうあれ、熱が出ると言うことは体が何かと闘っているサインであり、たとえそれが誰もが当たり前だと笑う事であったとしても、必ずしもその子にとって最善の答えとは限りません。
高熱で悩んだ時は、後々笑われても構わないと必ず病院に行くべきだと強く思いました。
【5】結論
「尿路感染症」 という聞き慣れない病気は、意外にもとても身近な病気です。
赤ちゃんの高熱は、絶対に軽く見てはいけません。
必ず小児科医に相談してください!!
息子は、生まれて初めての高熱から一気に入院になってしまいました。
ネットの曖昧な情報を信じ、辛い思いをさせてしまったと今でも後悔しています。
悩んでいらっしゃる誰かの、判断材料の足しになれば幸いです。
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