【尿路感染症】♯5 付き添い入院をしなかった場合のメリットとデメリット
こんにちは!
NIMOCOです。
いつもご訪問ありがとうございます!
今回は
実際に付き添い入院しなかった場合の
メリットとデメリットについて
シェアしていきたいと思います。
お話の前に、
これは個人的な記録です。
専門知識については
不知案内なのでご了承ください。
【1】泊まらなくてよかったメリット
①子どもは思っているより適応能力が高い
親がいない時間があるという事は
その間、
お世話をしてくれる
病院側の方々との時間が
増えるという事になります。
入院初日に
ギャーギャー泣いていた我が子を
心苦しい思いで預けていった翌日、
出来るだけ早く会ってあげたいと
朝一番で面会に行くと
病院の保育士さんと
楽しげに遊んでいました。
こちらに気づいて泣くのかと思えば、
おー!遅かったじゃん!
と、言わんばかりの余裕な顔つきで
笑っていました。
(あれ?さみしくなかったの?笑)
まかの拍子抜けって感じでした。
子どもの性格にもよると思いますが、
うちの子(当時生後5ヶ月)は
人見知り前だった事もあり
外面だけはいいので
誰にでも
ニコッと笑顔を振り撒く事が出来ました。
そのおかげで
なんと一晩にして
小児科内のほとんどの看護師さんの
アイドルと化してました(笑)
通りかかる看護師のみなさんが
必ずと言っていいほど病室に立ち寄り
「かわいいー!癒されるー!」
「○○ちゃーん!」←既にニックネーム(笑)
と、黄色い声で手を振られ
そしてそれに対して
必ず一人一人にスマイルで返す息子は
もはやアイドルそのもの!
(あんた、ジャニ○ズかよ!笑)
もちろん、
みなさん仕事上の対応や
巡回の一貫は
多少はあると思いますが、
少なくとも
親子でずっと一緒に居る子より
明らかに接しやすく
関わる時間も長いので、
わりと親しげに
接してくださって頂けたのだと思います。
自分の子が
もてはやされて嬉しいというより、
1人でも環境の変化に対応しようとしてる
我が子の成長を強く感じられたので
ムリして泊まらなくても
なんとかなるもんだなと思いました。
②隣人関係がこじれにくい
大部屋になると
当然お隣さんもいらっしゃいます。
当時、
入院した病室は結構狭くて
面会者用の椅子を置いたら
仕切りのカーテンに
体が余裕で当たってしまうレベルでした。
離乳食を食べさせる時はどうしても
時間が重なりますし、
泣き止まなかったり、
遊んだりする時も
周りが気になってしまいます。
泊まるにせよ、泊まらぬにせよ、
長い間病室に居ると
お隣さんへの配慮は
必ず必要になります。
うちの子は、これといって
強いこだわりがある方ではなかったので
すんなり1人で泊まれましたが、
お隣さんの赤ちゃん(当時生後5ヶ月)は
ミルクの温度や哺乳瓶の乳首、
飲ませ方などに
強いこだわりがあるようで
2人のお子さんを実家に預けて
職場復帰もされつつ
付き添いで泊まられているようでした。
人見知りが激しい時期や
イヤイヤ期が近い時期であれば
1人ですんなり入院させる事など
難しかったかもしれません。
ただ、
病院側もプロですし、
預かってもらえる時は
甘えてもいいと思います。
それに、
お母さんじゃないとダメな場合は
病院に戻ってもらうよう
連絡を入れるとも言われました。
うちの場合、
預ける前は抱っこしてても
今までに見た事もないレベルの
ギャン泣きMAXで
まるで初対面(汗)
このまま
一生泣き止まないんじゃないかとも
思っていました。
預けたところで数時間後には
100%戻されるだろと思っていましたし、
むしろ、
ほんの数時間でもみてもらえるだけで
ありがたいという気持ちで
お願いして帰りましたが
さすがプロ!!
電話が鳴る事は一切なく、
先程もお話ししたように
モテはやされてご満悦な息子が
そこにはおりました。
後で聞いたら
よほどの事がない限り
電話で呼び出す事はまずないそうです。
③ずっと観れなくても注意されない
以前にも少しお話しましたが、
物を握ったり
寝返りが出来る月齢の子だと
付き添いは
日中だけでも本当に大変です。
点滴の針が入っている方の手を
寝返りなんかで下敷きにして
ちょっと圧迫しただけで
ブザーが響き渡り
看護師さんが飛んで来ます。
点滴の管は
手の届く所にあり
握るにはちょうどいい太さなようで、
動くたびに揺れるので
まー気になる(笑)
神社の鈴をガラガラ鳴らす勢いで
点滴の管をブンブンするので
ブザーが鳴る鳴る(涙)
その他にも、
機械(金属製の角の尖った箱)だらけの
狭いベッドに
ベビーベッドの鉄製の柵は
カバーとかもなく
剥き出しで付いているので
慣れない寝返りをして
直ぐ頭を打ちかけるし、
点滴の針が手の中で曲がって
痛がって泣き止まない事もよくありました。
そんな中でも1番困ったのが
脈拍をはかる機械、
コイツは本当に厄介でした。
線に繋がったちっちゃい器具を
ちっちゃい足のちっちゃい親指に
テープで巻き付けて
脈拍をはかります。
これだけなら
何ら問題ないのですが、
このちっちゃい足が
まー動くわけです。
激しい動きに
テープが擦れて丸まっちゃって
ちっちゃい器具がぷらんぷらん。
線も気になって
グイグイ引っ張るから
ちゃんと生きてるのに
脈拍はかれずエラーでブザーが鳴る鳴る。
いったい何回
看護師さんが来たのやら、
酷い時は5分間隔で
30分くらい繰り返す事も余裕でありました。
(大丈夫でーす!
脈ありまーす!生きてますよー!汗)
病室から叫びたかったです。
呆れた看護師さんに
「眠ったら教えてまた付けに来るから」
と、捨てゼリフを
吐かれた事もありました。
(いや、知らんわ!!)
こればかりは
どうしようも無いわけで、
当然寝てる間も激しく動くから
ブザーも鳴り響く(苦笑)
もうどんな顔して
その処置を見守ればいいのやら(笑)
そんで、
巻き直すテープの巻き方が
まー優しい(笑)
粘着力がほとんどないテープで
巻き直される事もありました。
(そりゃー、取れんでしょ!!)
途中から
巻き直したくてやってるんだなと
思う事にしてました(笑)
でも仕様がないのです、
処置なので素人は代われません(笑)
そのうち
仕事が出来る看護師さんには
「いまはお母さんが側に居るから外しとくね」
と、言われるようになっていましたが、
どうしても巻きたい人は
何度も巻き直しに来られていました(笑)
こんな感じの事を
一緒に居る間は
常に見ている必要があります。
もちろん、
夜一緒に居る場合は
帰るまでずっとです。
同じ病室に
点滴の液が
漏れてしまった子が居たのですが、
お母さんが隣で
寝ている間に漏れていたようで、
看護師さんに
こっぴどく注意されていました。
疲れて寝ていた時だったとはいえ、
保護者が側にいながら、という感じで
わりと強めでした。
聞いてて
なんだかかわいそうだなと思いましたが、
命を預かっている現場としては
「居るならちゃんとやれよ!」という、
当然の意見だなとも思いました。
これが
親が一緒に泊まるという現実で
覚悟がいる事なのです。
わたしも付き添いで泊まっていたら
全く同じ状態になって
周りに迷惑をかけていたと思います。
“母親“がどうのこうのって話の前に
仕事の邪魔になるくらいなら
居ない方が要はいいんです。
④WIN-WINだと思った
子ども、病院側、他の家族にとって
そして、自分にとっても
泊まらない選択こそ
WIN-WINであり、
結果として
今回は最良の決断だったと思いました。
だからと言って
泊まる事が悪ではありませんし、
今回わたし達は
たまたま運が良かっただけで
そうせざる終えない場合も
たくさんあり得ると思っています。
ただ、
どうしても泊まれない時以外
帰るのではなく、
どうしても帰れない場合以外は
お互いの為に
帰った方がいいと言う事です。
【2】泊まらないと辛いデメリット
①母乳問題
母乳を飲ませている時期は
正直難しいと思います。
夜帰って朝早く来ても
最低12時間以上は
母乳を溜める事になってしまいますし、
家で搾乳して持って行くのも
結構大変だと思います。
わたしの場合、
訳あって既に断乳していたので
その点の苦労はなかったのですが、
仮にまだ母乳育児中だったとしても
泊まらない選択をして
搾乳して持って行っていたと思います。
ただ、
病院で飲んだミルクの量は
細かく記録されていて、
その量が間接的に
退院の目安にも繋がっていたので、
ミルクにしろ母乳にしろ
積極的に飲ませる必要があります。
尿路感染症は
おしっこをたくさん出す事で
体から菌を洗い流して
治していく病気なので、
飲んだ量=おしっこの量!
つまり、
母乳もミルクも
飲めないと点滴で水分を補充して
おしっこを増やすしかありません。
現に、
同じ時期に入院した赤ちゃんなのに
うちの子の点滴が外れても
いつまでも点滴が続き
退院も伸びている子も居ました。
ミルクだと退院が早いという事では
決してありませんが、
母乳は
他人の手を借りられないですし、
量の把握も数値的には難しいです。
生後5ヶ月あたりで
もし母乳の量にお悩みなのであれば
入院の時期だけでも
ミルク多めに切り替えるか、
この期に断乳を考えてみても
いいのではないかとも思いました。
②側に居ない喪失感で豪遊
これは
うちの夫婦の場合ですが、
家で自炊する気に
全くなれませんでした。
ギリギリまで面会していたので
病院から家に帰って来ると
そんな時間もないですし、
毎日の看病とストレスで
疲労困憊でした。
それから、
家に帰ると
子どもが何処にも居ない現実を
突きつけられているようで
真っ直ぐ帰るのが物凄く嫌でした。
外食三昧に、子ども服の爆買い、
夫婦で夜な夜な豪遊が増えました(苦笑)
寝かしつけや授乳がない分
普段より時間に余裕があるはずなのに
何もやる気が起きません。
テレビやスマホも
まともに集中する事が出来ず
夫婦で話す事は
楽しかったいままでの日々…。
何がいけなかったのか、
あの時こうしていれば、
反省と後悔の無限ループ。
ぼーっと抜け殻のように
過ごしていました。
でもその分
我が子に会いたい気持ちが
何倍にも膨らみ
通院が
憂鬱になることはありませんでした。
③周りの目
泊まらないという選択は
やはり周りの目が気になります。
あと当時、
病院の面会時間が終わっても
帰らなくてもいいのは小児科だけでした。
(コロナ緊急事態宣言前の話です)
スパッと
「帰って!」って言われるのも
悲しいですが、
「あれ?帰るの?」みたいな
帰れない雰囲気も苦しいものです。
子どもが
起きてる時に帰ると
周りにも、子どもにも申し訳ない気持ちで
息が出来なくなりそうだったので、
せめて、
眠るまでは居ようと決めていました。
子どもが眠ってから
看護師さんに後をお願いする時に
「あれ?きょうは帰るの?」
と、悪気なく言われた一言、
パジャマ姿のお母さんたちと
廊下ですれ違う度に
心が削られて行ったのは確かです。
毎日その時間がイヤでした。
これは
誰が悪い訳でもありません。
ただ、
自分の中でしっかりとした気持ちがあれば
やり場のない後ろめたさと
うまく付き合って行けると思います。
【3】病院側は実はどう思ってる?
①病院に任せていい
いつも子どもを残して帰ると
罪悪感でいっぱいで、
そんな事を
いつも診てもらっている
看護師さんについ話してしまった時、
「夜は病院に
任せて帰っていいんだってば!」
「ムリしないで!
日中ずっと来てるわけだから、
夜はしっかり寝ないともたないよ!」
思いがけず優しい言葉頂いて
涙が出そうになりました。
思っていたよりずっと、
病院側は親の付き添い入院を
強く望んでるわけではなさそうでした。
もちろん
病気の状態などにもよると思いますが、
預けられる選択肢があるという事は
甘えてもいいという事です。
保育園に預ける感覚と
同じなのかなと思いました。
②看病は退院してからも続く
「退院後は
1人で看病していく訳だから、
休めるときは休んで!」
退院までの辛抱と
どこか目標を置いてしまっていましたが、
退院=完治ではないのです。
退院後は
何もかもからの解放とはいきません、
いままでの生活に
経過観察と内服薬が加わります。
甘えられる時は
甘えてもいいんです。
実際のところ、
退院するといままで通りの日常が
やって来ます。
入院で完全復活した
エンジン全開の我が子に
看病疲れだから休ませては通用しません。
実家から離れて暮らしていた
わたしには、
通院という選択が
一番合っていたと思います。
看護師さんに
暖かい言葉をもらってからは、
後ろめたい気持ちに
さいなまれても
「恥ずかしい事じゃない!」っと、
胸を張れるようになりました。
それに、
病室での寝かしつけにも慣れてきて
面会時間が終わる前に寝かせて
しれっと帰るようにしたら
そんなに周りも
気にならなくなりました。
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